Introduction of IMPREZA
General knowledge about IMPREZA
  インプレッサの雑学

 
ここではまずインプレッサにはどんな種類のものがあるのかをみて行きましょう。結構種類があって、このページを書くために調べるまでは僕は把握しきれていませんでした。 GD系(現行型)のものだけ紹介します。GC系まで手を伸ばすと大変ですので…。丸目の頃の分類とも少し違ってます。



【雑学1:インプレッサの種類】

■インプレッサは大まかに、ワゴンタイプとセダンタイプの2つに分けられる。

(T)
ワゴンタイプーーこれには4つのグレードがあるーーGG型というとワゴンのことを指す

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15iGG3 or GG2)は、1500cc、100psの自然吸気エンジンを搭載した廉価モデルで、このモデルのみFFGG2)の設定が可能(15i-s、セダンの15iもFFが選べる)。他は全て4WDの設定しかない。

A
15i-SGG3 or GG2)は、フォグランプやホイール、リアスポイラー、革巻きステアリング、4スピーカーなどが標準でついた15iのオプション強化モデルのようだ。

B
20SGG9)は、15iのエンジンを2000cc、155psにボアアップさせ走りに余裕を持たせたモデル。これもNAの設定のみ。
 ※最新のラインナップでは、このモデルはなくなったようです。

C
WRXGGA)は、2000ccのターボエンジンを搭載し、250psを発揮するモデル。STiの設定はワゴンにはない。

※ワゴンタイプは全車種に、MTとATの設定がある。


(U)セダンタイプーーこれには4つのグレードがあるーーGD型というとセダンのことを指す

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15iGD3 or GD2)は、ワゴンだけではなくセダンタイプも選べる。基本スペックはワゴンと同様。こちらも同様にFF(GD2)の設定が可能。丸目の頃はNAと呼ばれていた。(NAと呼ばれていたモデルは、2リッターDOHCのノンターボを搭載したGD9を指すというご指摘を頂きました。訂正致します。)

A
WRXGDA)は、GGAと同様に2000ccのターボエンジンから250psを発揮するモデル。STiバージョンとは違い低速トルクを犠牲にしていないため、街中でより乗りやすい味付けとなっている。丸目の頃はNBと呼ばれていた。

B
WRX STiGDB)は、前述のWRXにSTiチューンが施されたもの。厳密にはSTiが一台一台チューンをしている訳ではなく(それはS202などの限定車のみ)、STiが設計に関わったということなのだろう。GDAに比べかなり変更点がある。ざっと列記すると…、各エンジンパーツの強化、インタークーラー大型化、大容量タービン、6速MTの採用、ブレンボキャリパー、タイヤ&ホイールのサイズアップ、フロントサブフレームの採用、スタビライザー強化、強化型エンジンマウント、STiシートなど…、後期型ではツインスクロールターボの採用、DCCD-AUTO(デフ)、サクションパイプ径拡大など…、多岐に亘る変更を受けている。馬力は280psを発揮する。

C
WRX STi Spec Cは、STiバージョンの余分な肉をそぎ落としさらに高い戦闘力を与えられたモデル。パワーウインドーレス、エアコンレス、エアバックレス、アンダーコートレスさらに、軽量ガラス、軽量バンパービーム、燃料タンク小型化などなど徹底的な軽量化が行われている(STiに比べ約90kgの軽量化)。しかし車内にいろいろな音が入ってきたり、快適性という面ではアドバンテージはない。Spec CのCとはCompetition(競技)という意味で、サーキットでの使用を前提として作られたような車だから、もともとそういうものを期待してはいけいない。そう割り切りが出来る人のみ購入すべきだと思う。Spec Cはさらに、16インチタイヤ仕様と17インチタイヤ仕様の二つの亜型が選べる。

※セダンタイプはSTI以外に、MTとATの設定がある。STiはMTのみ。



【雑学2:ワゴンとセダンでは購入層が全く違う】

 インプレッサというと僕はまずセダンが思い浮かぶのですが、実はワゴンのほうがよく売れているってご存知だったでしょうか?セダンと比べると約2倍ワゴンのほうが売れているそうです。面白いのはワゴンとセダンで購入者層と人気グレードが全くことなることで、ワゴンが若い女性ユーザーを中心に安いモデルから人気が高いのに反して、セダンは男性ユーザーが圧倒的で、最も高いSTiが一番人気(売れ筋)なんだそうです。インプレッサセダンの全販売台数に対するSTiの割合はなんと80%!この中にはSpec Cは含まれていません。ちなみにSpec Cの割合はセダン全体に対して4%を占めるに過ぎません。どうりで中古にほとんど出てこない訳ですよね。それにスペCオーナーの方は売らずに大切に乗られてる方が多いようです。スペCが欲しい方は新車で買うしかないでしょうね。

(補足トレビアン)ちなみに、最近スペCの快適バージョンの発売が相次ぐのは、PCWRCのベース車両としての条件を得るために(年間1000台以上の新車販売実績のある車がホモロゲーションを取得できる)、なんとか年間1000台以上売りたいというスバル側の思惑があるようです。




【雑学3:Initial Dの文太パパ】

 
Initial Dの主人公は「拓海」ですが、そのお父さんで昔は峠でブイブイ言わせていた「文太」パパは、「IMPREZA WRX STi」に乗っています。GC型の、恐らくVersion 5ではないかと噂されています。ま、あのお父さんがかわいい丸目のインプに乗っていたらちょっとイメージが崩れるかも?!



【雑学4:海外でのインプレッサの評価】

 
日本の車が海外でどんな評価を受けているのか、結構気になりますよね。我らがインプレッサの場合はどうなんでしょう。海外でインプレッサはどう評価されているかというと…
「絶賛」らしいです!権威のある自動車専門誌で毎年ベストハンドリングカー部門の選考に残されて、Porche 911などと、互角以上の戦いをしているそうです!200km以上出ないセクションでの戦いだとほとんどインプレッサが勝つそうです。特にヨーロッパではラリーの人気が高く、そこで優秀な成績を修めているインプレッサの人気はすごく、イギリスでバリバリのインプレッサを買おうとすると600万円以上はするということです ||/( ̄□ ̄;)\||ナンテコッタ GT-Rの人気も高く、イギリスで新車を買おうとすると約850万円なんだそうです Σ(_ロ_lll)ヒクヒク… 
 ちなみに、インプレッサの限定車の半分は海外に流れているみたいです。




【雑学5:インプレッサオーナーの方。是非、厳重な盗難対策を!!】

 自動車の盗難についての話をします。インプレッサは非常に狙われやすいので注意しましょう。関東や関西圏のオーナーの方は特に注意です!その他、盗難に注意しないといけない車種は、海外で人気が高い、ランクル、パジェロ、RAV4、チャレンジャーなどの4輪駆動車と、ランエボ、スープラ、スカイライン、RX7などのスポーツカー、その他高級セダンなどです。それらの車に乗られている方は盗難に遭わないような対策を、遭っても車が戻ってくるような対策をしておきましょう!

 まず最低でも、盗難された場合に保障をしてくれる、
車両保険には入っておきましょう。それからちゃんとしたセキュリティーをつけましょう。ハッタリでも効果はあるでしょうが、相手がプロなら子供だましは通じないでしょう。気をつけないといけないと思うのは、夜中でもやたらと目立つ盗難防止グッズで(大体そういうものはハッタリが多いです)、泥棒にわざと自分の車の位置を教えているようなものですので、やめたほうがいいと思います。僕がお勧めする盗難対策グッズはイモビライザーです。相手がアマチュアなら、車を持って逃げることはまず無理でしょう。パワーキータイプのものにすれば、セキュリティーを付けていることを全く意識せずに済むでしょう。しかし、プロ相手だと単品では心細いので、もう一つぐらいはセキュリティーを付けたほうがいいと思います。

 車内への侵入を検知するもの、車の近くを通っただけで警報を発するものといろいろな種類がありますので、自分の車の使用環境にあったセキュリティーを付けましょう。付ける場合は誤作動があまり起きないものが好ましいです。感度を高くしすぎると、雨が降ったり、車の近くで工事が行われているだけでセンサーが感知し、大きな警告音を発するものもあるので注意が必要です。誤作動などで近所迷惑になるのを心配される方は、異常を感知すると無線電波で車の持ち主のみにどんな異常が起こっているのかを知らせるというセキュリティーもありますので、そういうものにしてはどうでしょうか。


 夜に車を置いている駐車場にセンサー感知式の照明などを置くのも有効でしょう。徹底的にするのであれば、ハンドルをはずしロックを掛けるという方法やハンドルに金具を取り付けるという方法もあります。

 それらのセキュリティーで防備していてもレッカーなどで車ごと持っていかれるということもあるかも知れません。ですから、もし車を盗まれても対応できるセキュリティー及び準備をしておくことがより好ましいです。一番安心できるのは、車両にGPSを利用した
位置特定装置を取り付けることで、これを付けていれば例え車が盗まれたとしても、その位置を特定することができ、運がよければ犯人を捕まえることもできるでしょう。セコムなどがこのサービスを提供しています。その他では、ドアに車両番号などを刻印する方法(出所が分かるので犯人はこういう車両は盗みたがらないそうです。ドアを換えるのにもお金がいりますし)や、車自体に一目で自分の車だと特定できるようなパーツを付ける方法などがあるでしょう。一番簡単でおすすめするのが、車両の車体番号を控えて置くことで、盗まれた車が海外に輸出されようとしたり、オークションに出品されようとした場合、この車体番号を警察に届けて置けば、それを水際で防くことが出来るかも知れません。後は車の写真を撮っておくのも有効でしょう。貨物船で海外へ密輸される場合はナンバープレートなどははずされてしまうので、海上保安官が立ち入り検査を行う場合など、外観の特徴だけが頼りということもあります。

 もし、車が盗まれたという場合は、すぐに警察に届け(海外への密輸を防ぐには1週間が勝負です)、このサイトやこのサイトにも登録しましょう。車を盗まれて無傷で戻ってくることはほとんどないと思っていたほうがよく、例え見付かったとしてもパーツを全てはずされ、悲惨な状態の愛車と対面をしないといけないということも多いようですので、まずは盗まれないように対策をしっかり練るということが大切です。



【雑学6:SUBARUの歴史】

 
SUBARUの前身は、ゼロ戦のエンジンを開発したことで有名な「中島飛行機」という、日本で最も大きな航空機メーカーでした(そのさらに前身は、1917年に創設された「飛行機研究所」という群馬県太田町に拠点を置く航空機メーカーからスタートしています。創設者は中島和久平)。三菱も飛行機を作っていましたが、それと比べてもはるかに大きい規模の会社だったといいます。ゼロ戦に採用された、空冷星型14気筒「栄」エンジンの他に、「疾風」、「紫電改」、「銀河」などの名機のエンジンとなった星形18気筒「誉」の開発も行っています。その他にも、陸軍戦闘機「疾風(はやて)」や「隼」、海軍艦上攻撃機「九七式攻撃機」、 海軍高速艦上偵察機「彩雲」など著名な傑作機の開発も手がけていました。
 
 しかし、戦後GHQによって15社に分断され、航空機業界からの撤退を余儀なくさせられ自動車産業などへ転身します。しかし、1952年に「航空機製造法」が成立し、再び航空産業への道が拓けると、自動車製造は続けながら、再び航空機を作ろうという動きが生まれ、東京富士産業、富士工業、富士自動車工業、大宮冨士工業、宇都宮車両の5社が共同出資をし、1953年に「富士重工業」が誕生しました。富士重工業は、航空機製造で培った高い技術力を自動車の製造にも注ぎ込み、高級車「P-1(すばる1500)」や名車「すばる360」などを開発し、再びその技術力の高さを世界にしらしめます。P-1は試作車で20台を生産しただけで販売には到っていないといいます。余談ですが、15個に分断された会社のうちの一つである「富士精密工業」は、後に「プリンス自動車」となり、現在は「日産プリンス」として日産自動車に吸収合併されて存続しています。さらに余談ですが、天皇陛下がお乗りの車はプリンス自動車が開発した「ロイヤル」という車で、8人乗り、排気量6400ccで、防弾ガラス仕様車は総重量4tを越える車だそうです。

 富士重工は現在、重工業界の巨人として世界にその名を知られ、自動車産業を中心に、航空機産業、宇宙産業、産業用エンジンの開発、コンテナハウスの製造など様々な事業を展開しています。


(補足トレビアン)BMWの前身も航空機メーカーで、メッサーシュミットなどの開発を手がけていました。BMWの青と白が十字を描くエンブレムは、空と雲と飛行機のプロペラを表してして、航空機メーカーだったころの名残といえるでしょう。

参考URL:「driving Future.com」。



雑学7:インプレッサ誕生の歴史】

 インプレッサ誕生の歴史はWRCと深い関係があります。1992年までのWRC参戦車両はレガシィRSでしたが、より高い戦闘力を得るため、新しい車両を開発する必要性に迫られていたのです。グループA規定は改造が厳しく制限されているため、ベース車の標準性能の高さが大変重要です。そこで登場してきたのがインプレッサです。つまりインプレッサはWRCで勝つために、1から設計された車なのです。より軽量、コンパクトになり(全長は160mm、ホイールベースは60mm短くなっています)、重量バランスの見直しなど多くの改良がなされています。その戦闘力は生まれながらにして既に他のライバルと肩を並べ、車の機能が重心付近に集約するというバランスの良さ、ハンドリング性能の高さではライバル達を圧倒していたのです。市販車としてのインプレッサの初登場は1992年の11月で、GC、GF-Aタイプの販売が開始され、1994年1月にはWRXのSTiバージョン(月産100台の限定受注販売)が新登場しています。

(補足トレビアン)レガシィは1992年までWRCでの優勝がありませんでしたが、まさにその最終戦の1993年第8戦ニュージーランドラリーで悲願の初優勝成し遂げ、有終の美を飾っています。そのときのドライバーはバタネンとマクレーでしたが、彼らのレガシィに対する愛情、SUBARU関係者の熱い思いを感じますね。

 インプレッサのWRC初参戦は、1993年第9戦、フィンランドでの「1000湖ラリー」になります。デビュー戦は、デフロスター(フロントガラスの曇りを取り除くもの)の不調というマイナートラブルで結果は2位に終わりましたが、走りの基本パッケージの高さはライバル達を震撼とさせました。翌1994年にはSUBARUチームに「セッティング・マニア」の異名を持ち、マシン開発に絶大な能力を発揮するドライバー、カルロス・サインツが加わり、アクロポリスでの第5戦で、早くも初優勝を飾っています。その後1995年、96、97年には3年連続でSUBARUがマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得し、1995年にはコリン・マクレーがドライバーズ・タイトルを手にしています。




【雑学8:水平対向エンジンについて】

 今回は水平対向エンジンについての話をしたいと思います。水平対向エンジンは、ピストンの軸が水平方向に配置され、ボクサー(BOXER)が同時にパンチを繰り出しているような動きをするエンジンです。右のピストンが一番(下死点)にきたときは、左のピストンは一番右(下死点)にあります。つまり相対峙する左右のピストンが、右左右左と互いにカウンターパンチを繰り出すボクサーのような動きをするのがその特徴です。

 一般的な直列エンジンのことはここでははぶきますが、水平対向エンジンは全体としてみると、全長が短く横長で重心が低いという特徴があります。しかしエンジンルームの左右の余裕がないため、効率の良いロングストロークエンジンが作れず、またダブルウィッシュボーンのような大型のサスペンションも組みにくいというデメリットや、吸排気管の取り回しやエンジン構造が複雑になる、整備性が悪いなどのデメリットがあります。以前は多くのメーカーで採用されていた水平対向エンジンでしたが、メリットとデメリットを秤にかけたときに、多くのメーカーが水平対向エンジンを捨て、シンプルでコスト面で有利な直列エンジンを採用するようになっていったのです。水平対向エンジンを採用しているメーカーは現在、自動車ではスバルとポルシェだけです(2輪では、BMWも水平対向エンジンを採用しているモデルがあります)。僕はそこに両メーカーの「いいものには決して妥協しない」という職人気質を感じます。本物志向のそういった点がスバリストといわれる熱烈なファンを生み出す最大の要因なのでしょう。

 水平対向エンジンに似て非なるものに、フェラーリの「180度 V」というV型エンジンがありますが、こちらは相対峙するピストン同士が同じ方向へ動くのが特徴です。その違いはクランクピンの構造の違いに拠り、V型エンジンでは向かい合うシリンダーが1本のクランクピンを共有しているのに対して、水平対向エンジンでは1本ずつクランクピンを使うことで位相を同じにしています。それぞれのメリット・デメリットですが、180度Vは水平対向エンジン以上に全長を短く抑えられるかわりに不整振動が出やすく(12気筒以外)、大排気量の車以外では使いにくいのに対して、水平対向エンジンはバランスが取りやすく少気筒車にも使い易く、4WD化もしやすいというメリットがあります(水平対向エンジンのデメリットについては、前の段を参照)。


 (カウンターパンチw)
Fig. 水平対向エンジンのクランクシャフトとクランクピンの形状


(補足トレビアン)スバルの水平対向エンジンの歴史は1966(昭和41)年に発売された「スバル1000 4ドアセダン」から始まっています。ちなみに、この車は4WDではなくてFFレイアウトを採用しています。ジープなどではなく公道を走る車にも4WDを採用しようという試みは、1972(昭和47)年に販売された「レオーネ4WDエステートバン」が、量産車では世界初の試みになります。





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