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[固定] 世界恐慌と住宅ローン金利  

 

Shinnosuke
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30/05/2020 9:50 am  

 以前の記事で、住宅ローン金利は今後5年以内(2023年まで)に上がる可能性があると金利予想をしていましたが、それから2年後の現時点ではまだ低いままで推移しています。

 しかし、コロナ禍により日本のみならず、世界経済全体が低迷というかバックラッシュしており、戦時に匹敵するようなインパクトを持って世界中の人々を襲っています。このような事態をだれが予測できたでしょうか?

 コロナ禍により大きく世界線のずれが生じてしまいました。未来人がいたら、タイムワープを使って、これを阻止すべく影で奔走していたはずですが、うまく行かなかったのでしょうか?

 冗談はさておき、本題に戻ります。一般的に、住宅ローン金利は景気が悪いと下がり、景気がよくなると上がるとされていますが、世界的な恐慌のときにはどうなるのでしょうか?住宅ローン金利は景気にのみ影響されるのではなく、他にも複数の要因に影響されます。

 まず、日本の対外的信用力が下がると国債金利が上がり、銀行や投資家は住宅ローン商品よりリスクが少なく儲けの多い国債を買うため、売る側は金利を上げて住宅ローン商品を買ってもらえるようにしなければなりません。この場合はまず長期固定金利に影響が出始め、国内にも不安が広がると短期プライムレートおよび変動金利も上昇してきます。

 次にリスクプレミアムについても知っておく必要があります。住宅ローンといえど、一つの金融商品ですから、貸し手がいないと借り手にお金が回りません。もし、世界的な不況や大恐慌により失業者が次々に発生するような状況になり、住宅ローン破綻者が大きく増えてくると、貸し手はリスクプレミアムの上乗せを要求してきます。つまり、金利の上乗せをしないとお金を貸せないということです。景気が悪いのに、住宅ローン金利が上がる場合があるということは覚えておいたほうがよいです。

 その他としては、株価や円、オイル、先物など投資家がお金を回す住宅ローン商品の競合相手の動向によっても影響を受けます。

 


 参考までに、内閣府が2020年1月に発表した「中長期の経済財政に関する試算」という資料を出します。それによると2023年から名目長期金利が上昇し始め、2029年には1.6%~3.2%になると試算されています。実際にどうなるのかはさておき、ここで重要なのは政府はいずれ政策金利の上昇を目標としているということです。金利を上げることは政府にとっても諸刃の剣ですが、今は異常な低金利なので、いずれ上昇に転じてくると予想されます。金利が上がり始めると、その上昇速度は速いものです。

 

 世界恐慌ではどのようなことが起こるのでしょうか。予想されることとしては、世界全体の株価と不動産の大暴落を契機に、全面的な物価下落と失業率の急激な悪化を来します。さらに通貨の暴落を引き金に逆にハイパーインフレを起こし、国家破綻から預金封鎖、デノミ、財産税など大増税が発生する危険があります。まさにジェットコースターのような変化です。スーパーに行ってもほとんど何もないか、高くて買えないということも想定されます。

 果たしてそのような状況は起こり得るのでしょうか?現実に起こるはずがない、危険を煽っているだけだ、そのように考える人もいるでしょう。個人的には十分起こり得ることだと思っていますが、どう思うのかは各個人の自由です。ただ、今から準備を始めればまだ間に合います。世界の借金は3京円近くあり、ここで一旦リセットしたいという思惑が見え隠れしています。世界全体でなくても国家としてこれに近い経験(デフォルト)をしている例は、ベネズエラやレバノン、アルゼンチン、ソ連など戦後だけでも、60ヶ国以上が経験しており、その多くの国で複数回のデフォルトを繰り返しています。

 敢えて詳しくは書かずに概略だけ述べますが、現在の世界は戦時や1929年NY発の世界大恐慌にも匹敵するような状況にみえます。世界大恐慌では株価は約3年かけて大底を記録しています。コロナショックが起こる以前からペトロダラーシステムは行き詰まりかけていましたが、今回のコロナショックとFRBの現在進行形の莫大な財政緩和によってさらに追い討ちをかけた状況となっています。2014年にダボス会議で、国際金融資本家の影響下にあるIMF専務理事であるクリスティーヌ・ラガルド女史が、「(世界経済を持続的に発展させるためには)国際通貨のリセットは避けて通れない」と発言し、基軸通貨であるドルのリセットと世界通貨構想が世界の金融エリート達の間で共通認識されましたが、そのレールの上を着々と進んでいるようにみえます。メディアが煽り続ける今回のコロナ騒動や米中対立(世界の経済発展のエンジンとなってきた中国を止める)もそのレール上で起こったことと捉えることもできます。ドルが紙くずとなれば、世界最大の対外純資産保有国(ドルベース)である日本国と円はその影響をもろに受けるでしょう。私たちはこれからが本番の、歴史に残る世界的な大転換点の直中にいるのかも知れません。詳しくはご自分で調べてみて下さい。もしハイパーインフレとなれば、固定金利の住宅ローンは実質的に圧縮されますので、何千万円分も減るのと同じことになります。

 実際にどのような未来が来るのかは分かりませんが、最悪の場合を想定してリスクヘッジをするのが危機管理であり、もしよい結果であればそれはそれでいいと思えますが、2030年の世界や日本について決して楽観的には思えません。

This topic was modified 2か月 前 by Shinnosuke

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